小枝の超! 極私的読書術

 このブログを始めたときに、私は自分の中であるルールを決めた。
 このブログの中では、以下のことを守ろうと決めたのである。
 どなたも興味がないと思うが、一応それを書き記すと、それは以下のようなものである。

 ここで紹介する本は、
 仝朕妖に、とても感銘を受けたもの
 感銘は受けなくても、とても考えさせられる部分がどこかにあること
 その分野のスタンダードな概念を含むもの
 ぢ召遼椶旅くネタ本となっている、基本的な図書
 ナ原腓覆、「面白い」もの

 これらのいずれかの条件を満たす本、つまり「良いな」と思った本だけを紹介しようと決めたのである。
 何かの悪口というのは聞いていて気持ちの良いものではない。
 「疲れている現代人の心を、これ以上疲弊させるのはやめよう」と私なりに思ったのである。

 ところで、本を読んだ後に、いつでもどこでも、上記のようなポジティブな感想をもてるわけはない。「つまらない!」「パクリ!」「悪趣味!」と叫びたくなるような経験をすることもある。
 そこまでいかなくとも、「何となく、時間の無駄だったな。」と思うことは、もう少し頻度が高い。
 面白い本なんて、本当に全体の半分、ひどい時は2−3割しかないことが多いのだ。

 しかし、当初自分で自分に課した自己満足的な勝手なしばりのため、そうした本について書くわけにはいかない。
 それに、皆様もやってみると分かるが、もやもやと考えていた「悪口」をはっきりと論理だてた文章にすることは、自分の精神を疲弊させ、ゆがませ、どんどんと退化させる行為なのである。

 じゃあ、そんな本読むなよ!?という突っ込みと批判は甘んじて受けよう。
 しかし、人間には、自分があえてストレスが受けるテレビを観たり(私はテレビはあまり観ないが)、映画を観たり、本を読んだりしたくなる心理があるのである。
 それは実際のところ、「思考」のきっけかけになる場合もある。
 フィールドワークとして、それを自分に課している職業の方もいることだろう。

 とにかく、そうは言っても、そうした「つまらなかった」本も、一応読んだ本ではある。
 記録につけておかないと、何を読んだかさえ忘れてしまいかねない。
 そうしたわけで、仕方なく、それらの記録は、個人の日記として自分のパソコン上のファイルに記録することにした。
 それは、大体、こんな感じの記録である。


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ある疾患に関する専門書A  
 何これ!?論理が飛躍しすぎ。
 あんまり理解不能だから、しょうがないから著者の書いた論文を検索して読んだけど、はっきりした根拠なし。
 大体、こういう「この成分を多く摂取すると病気が治る」という本は、誤解を受けやすい。
 もっと広い意味での食餌と疾患の関連は事実であるが…。
 例え本当だとしても、もう少し「これが全てじゃないよ」っていう書き方をした方がいいんでは!?
 みのも○たが喜びそう…。

小説B  
 永遠モラトリアム人間の書いた本。こんなに余計なことばっかり考えているから、前に進まないのだろう。もっと「すぱっ」っと切り捨てられないのかな!??付き合いきれない。

エッセイC 
 これは、専門書○○のそのまんまパクリ。ただ、文章柔らかくしているだけ。せめてアイデアをもらって、自分の発想を入れて欲しかった…。

 すみません…。どうしようもない内容で。

 何か、もう、言いたい放題。
 それを読み返してみて、私は、「はっ」とある事実に気付いた。
 「私のブログより、こっちの方が確実に面白い…。」

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 本物のブログは、決して、「かっこつけ」のために本の極端な悪口を言わないわけではない。
 私も一人の大人として、他者の感覚を尊重したい。(←これは本気です)
 ネットで公開している以上、別に有名ブログでなくても、読者はたった一人かもしれないが、誰か他の人の目に触れる可能性があるわけだ。 
 匿名性の高い場で、他人を攻撃するはやめたいという倫理観を保持しようと思ったのである。
 私は、個人的には「匿名での責任を伴わない批判」にはかなり厳しい見方をしている部分があるのである。

 でも、それはともかく、この読書術の方が、どう考えても面白い事実に変わりはない。
 批評家は、自分ひとりだけなので、客観性のない意見であるが、そう思う。

 他人から見た「共感性」から見たら、こっちの方が、高いであろうな…そんな気さえするのだ。

 そう考えるうちに、何だか、今まで価値を気に留めていなかった、
ゴシップを主体にしたマスコミ」の存在意義が何となく見えてきた気さえする。
 人間には、他人の心の暗部を知りたいという後ろ暗い欲求がある。
 その欲求を満たすことが、人間社会を進歩させるかどうかは別として、
事実として「存在する」のは間違いがない。

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 物事には光と影がある。
 私のこのブログは、「光」と言えるほどのすがすがしさはない。
 結構暗い論調の文章が多く、我ながら嫌気がさすときもあるが、少なくとも完全なるダークサイドではない。
 決して、本音を隠すことはしないつもりだが、「本音」の中で他人を傷つけないものだけを考えて公開する努力はするべきだと思う(完璧には無理だが)。
 それを変えるつもりはないが、それは私と言う人間の感覚の社会的な仮面の一部でしかない。
 その仮面は、「公共心」という絶対に保持しなければいけない仮面なので、はずすわけにはいかないのが残念である…。

 恐らく、こういったことは、こうした他人というフィルターを経ないメディアに自分の考えを露出する上で、ほとんど誰もが抱く悩みであり、心がけなのであろう。

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 パスワード設定が出来て、誤解せずに読んでくれる人がいたら、こうしたブログも公開しても悪くないのであろうか?
 そうであるなら、信頼できる人に、是非私の「裏読書術」を厳しく批判してもらいたいものだ。それがもしかしたら、私にとって一番必要なことなのかもしれない。
 自分の醜い部分も含めて、誰かに批判されたいということは、誰もが心のどこかで求めている心理なのだろう。

 ところで、こうした「毒」の見せ方がうまい人がいる。
 ブログに限らず、プロの文筆家、エンターティナーの方々の中には、「直球勝負」ではなく、絶妙なスローカーブで、「毒」を和らげながら上品に伝えている表現も多い。
 心底、「羨ましいなあ」と思う。
 冷たさや、棘は好ましくないが、そうした「冷静さ」に触れることは、下手な「癒し」より心を安らげてくれるのだ。
 真似したくても、真似出来ない技である。
 是非、見習いたいものだ。


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