私はアフリカに行ったことはない。
 アフリカを見たことはある。
 スペインに旅行に行ったときに、ジブラルタル海峡越しにアフリカ大陸を見たのだ。
 良く晴れた日だった。
 アフリカ大陸は丸く弧を描いていた。
 アフリカを見ることが、ほんの僅かだが、人生観を変えるとは思ってもみなかったことだ。

 スペインという国は、マドリッド以北はヨーロッパ的な雰囲気だが、マラガからコスタ・デル・ソルをジブラルタルに向かうと、どんどんアラブの雰囲気が漂ってくる。
 車を走らせていくうちに、まるで「モルフ(二つ以上の顔を融合させるソフト)」みたいに文化の比率がどんどん変わってくるのだ。
そして、そんなアラブの香りに包まれながら移動していると突然、英国領ジブラルタルに至る。
 そして、クイーンズ・イングリッシュで注文をとりに来るカフェでお茶が飲める。

 スペインに行く前は、アフリカに行ってみたいとは思っていなかった。
 しかし、アフリカを目の前にすると、そこに渡ってみたくなる。
 しかし、アフリカのことは、私は何も知らないのだ。
 そんなきっかけで本を買うこともある人も多いだろう。
 私もその一人だ。


アフリカを知る事典

 この本は、まさしく辞書の体裁の本だ。
 アイウエオ順に項目が並んでいる。
 だから、時間がある時にどこから読んでも面白い。
 子供の頃に、百科事典を読んで何かを知るだけでも単純に嬉しかった頃の気持ちを思い出した。
 知ることの嬉しさに、理由なんてないのだ。
 ただの好奇心で何かをするだけでも十分だ。
 「使命感」なんて、後付の理由なのかもしれない…。


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そんな風に考えていくと、全く逆に、ただの気まぐれや興味本位で手に入れてはいけないものの存在が光に照らされて影のようにくっきりと見えてくる。
 そして、数は少なくとも、自分にも「これだけは絶対譲れないもの」が実はあることも見えてくる。
 
 やわらかに生きる中の芯のようなものが、優しい人ほど存在することに気付いてみたりもする。

 私がアフリカに渡っても、実用的な意味は何もない。
「何の意味もないことをやってみたくなる」感覚を持てたところに、多分私は感動したのだ。
 あの頃の私が、無意味なことに強烈に引かれたのは久しぶりだった。
 今は、結構、無意味なことばかりやっている。
 良く考えてみると、意味のあることをやろうとしている時も、無意味なことばかりしていたので結局同じだが…。

siro
 話は変わるが、スペインを訪れて久しいが、やはり私はそれ以来スペインびいきだ。
 「スペイン・ワイン」というと、もうそれだけで名前だけで買ってしまう。
 何かを好きになるって、わりに下らない理由なのだ。
 子供の頃は、少なくともそうだった。
       
            
*スペインのワイン”SIGRO"ワインボトルに粗い麻布のカバーがついています*






何だか浮世離れした文章を書いてしまいました。明日は月曜です。人気blogランキングに投票お願いいたします。


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