「自分の語る言葉が相手に届かないのは、相手が馬鹿なせいだ」
そんな風に考えている世界ではあまり生きたくない。
 隠語や暗号で成り立った世界は、一歩俯瞰して眺めると、何と傲慢な世界であることか。

 自分の気持ちが相手に届かない理由は沢山ある。

 まず、お互いの間に共通言語が成り立っていない時。
 自分の生きる世界の中では、阿吽の呼吸で成り立つことが、一歩外の世界に行けば、それが通じないのが普通だ。

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 自分はそれを知っているが、相手はそれを知らないということをきちんと理解出来ないわけだ。
 
 それは相手が「馬鹿」なためではない。
 

 その人が単に、自分とは違う世界で生きているというだけなのだ。
 多くの人はそれに気付かない。

 
 パッケージが悪い場合。
 素敵なレストランの前に、花を飾り、お客様を迎える。
 そうした、相手に対するホスピタリティーがなければ、自分の言いたいことは、まず相手に伝わらないと思ったほうがいい。

 自分の気持ちをごまかしてしまった時。
 そうしたことは、どこか相手に通じるものだ。

 そうした理由も何も思い当たらず、どうしても相手に自分の声が届かないとき。
 その時は確かに、残念ながら、相手が何かとても個人的な理由で自分の心を閉ざしてしまっているのだ。
 その時には扉をがんがん叩いたりしても無駄だ。
 そっと立ち去って、もう少し時間がたってから、そこを訪れるしかない。


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 しかし、緊急事態もある。

 その時の状況によっては、扉を壊して相手の心の中に乱入しなければならない場合もある。
 
 それから、立場上、相手のプライドを傷つく恐れのあることを、あえて言わなければならなくなってしまった時…。

 いざという時に、そうしても構わないだけの「資格」をもった人間性を日頃から身につける。それは、とても難しいことだ。


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