無意識の脳 意識の脳―身体と情動と感情の神秘 恐れや悲しみや喜びは過去の記憶や知識によるのか? 瞬間的にこみ上げてくる悲しみや怒り、恐怖などを抑えられなかった感覚を経験したことのない人はいるだろうか? もしくは、「理由はないのけれど ...
2005年02月
時間・愛・記憶の遺伝子を求めて
時間・愛・記憶の遺伝子を求めて―生物学者シーモア・ベンザーの軌跡 「目覚めと眠りは動物の行動の全てを統制しているのであり、起床と就寝は、それ自体が正真正銘の行動パターンなのである」 (時間愛記憶の遺伝子を求めて より引用) も ...
アメリカ語ものがたり
アメリカ語ものがたり〈1〉 皆で大儲け? 本書は世界中の言葉を変質させてしまった国の物語である。 誰もがご存知のように、イギリス英語とアメリカ英語は同じではない。 発音が明らかに異なるだけではなく、同じ ...
語る言葉
「自分の語る言葉が相手に届かないのは、相手が馬鹿なせいだ」 そんな風に考えている世界ではあまり生きたくない。 隠語や暗号で成り立った世界は、一歩俯瞰して眺めると、何と傲慢な世界であることか。 自分の気持ちが相手に届かない理由は沢山ある。 まず ...
恥の心理学―傷つく自己
恥の心理学―傷つく自己 SHAME The Exposed Self M・ルイス著 自己に注目することと、恥の増大には関係がある。 自己愛は恥を回避しようとする究極の試みなのである。 (恥の心理学より 引用) いかにして実りある ...
ダブル・スタンダード
私は過去のブログ、 太りゆく人類 デブの帝国 人はなぜ老いるのかなどで 「健康は低カロリーでバランスの取れた食事から始まる」という科学的事実について何度も記載してきた。 今日の記事は、その私の二重規律的な側面を白日の元にさらすために書いたものであ ...
これいただくわ
これいただくわ ポール・ラドニック著 これでもか!の買い物&物欲小説。 この小説には「買い物」の話題しか出てこない。 何だか、読後は、癒されたのか、どっと疲れたのか良く分からない気分になるすごい小説だ。でも、何回読んでも面白い。 主人公は、ニ ...
アフリカは遠くにありて…
私はアフリカに行ったことはない。 アフリカを見たことはある。 スペインに旅行に行ったときに、ジブラルタル海峡越しにアフリカ大陸を見たのだ。 良く晴れた日だった。 アフリカ大陸は丸く弧を描いていた。 アフリカを見ることが、ほんの僅かだが、人生観 ...
シルダの町の人々〜ケストナーの「ほらふき男爵」 より〜
ケストナーの「ほらふき男爵」 「とかくこの世は賢明さが幅をきかせている。 ところがどっこい、人を救うのは愚かさだけよ」 (ケストナーのほらふき男爵 “シルダの町の人々”より) スローライフという言葉が取り上げられて久しい。 「働く」とい ...
生存する脳―心と脳と身体の神秘
生存する脳―心と脳と身体の神秘 ソマティック・マーカー仮説の提唱者 ダマシオ博士の著書である世界的ベストセラーである。 ソマティック・マーカー仮説とは、ものすごく乱暴に言うと人間の「第六感」「直感」が人間の行動を規定するという考え方である。 本 ...