小枝の超!極私的読書術

あなたも絶対本が読みたくなるブログです!皆が読んでいる本も、小枝的独自の切り口でご紹介!誰も読んでいない本は、紹介するだけでも意味があるのでご紹介!自分を変えるのに役立つ本を中心にご紹介

2005年02月

 私は犬を猫かわいがりする方ではない。  犬に洋服を着せたりはしないし、猫なで声で名前を呼ぶこともしない。  犬の話なのに「猫かわいがり」だの「猫なで声」だの、日本語のおかしさは重々承知しているが、他に表現を思いつかなかったのでご容赦願いたい。  リード ...

   記憶は、どの程度正確でどの程度不正確なのだろうか? 以前書いた記憶は嘘をつくという書評テーマの続報です。      1949年というかなり古いサイエンス誌に発表された論文によると 「催眠術によって、子供の時代の特定の年のクリスマスの曜日をを82%の人が ...

How and Why We Age :Leonard Hayflick著(洋書)        人はなぜ老いるのか−老化の生物学−          レオナード・ヘイフリック著 今西二郎・穂北久美子訳     三田出版会 ISBN4-89583-162-0    (邦訳版は絶版ですが図書館等には置いてあ ...

 私はタバコを吸ったことがないので、全くその感覚は分からないのだが、喫煙者の方は 「タバコを吸うと頭が冴える」 とおっしゃる方が多い。  逆に、彼(女)らの言い分は、タバコを吸わないと頭がぼんやりするのだと言う。    1995年にYates という科学者が、ニコ ...

バイオハザード ケン・アリベック著  旧ソ連で生物学的兵器開発計画に関わっていた科学者である著者が、アメリカに亡命後にその実態を暴露した本。  炭素菌、天然痘ウイルス、臓器を溶かすフィロ・ウイルスを始めとする生物学的兵器を製造する工場の実態およびそれに ...

“心”はなぜ進化するのか―心・脳・意識の起源 A..G.ケアンズ−スミス著  何故私達が脳という複雑な感情や思考をもつ器官をもつ生命体に進化したか?を総括した本。  水素・酸素から始まって、エネルギー論、神経伝達物質などの分子レベルの「物質論」から始まって、神 ...

遺伝子が病気をつくる    乳癌・アルツハイマー病・糖尿病、BSEなどの名前が良く知られた病気は勿論のこと、神経変性疾患におけるトリプレットリピート病(遺伝子の蛋白に翻訳される領域に余分な三つ組みの遺伝子の繰り返しが正常より過剰な数反復されておこる病気)、性 ...

記憶は嘘をつく  もしあなたが大切に心にしまっている人生の出来事がありもしない「嘘」の出来事だったらどうだろう。  もしくは、本当は重大な影響を人生に与えているはずの出来事をすっかり忘れていたら? そんなことを言われても、ほぼ100%の人が「あり得ない」と ...

 今日は焼肉を食べに行きました。  その席上で、最近読んだ本の話になりました。  その時、同席していたとある先進的な理系分野の、新進気鋭の研究者Aさんがこう言いました。 「最近流行りの本でバカの知恵っていうのがあるよね。」 バカの壁  …Aさん、それ ...

感情の科学―心理学は感情をどこまで理解できたか あなたと私は、何について語り合っているか?  人間の感情とは、何だろうか? 問1 単純な刺激−反応の結果なのか、複雑な思考によって導きだせるものなのか?それともその両方であるのか。 問2 自ら ...

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