大人になってから、全く新しいジャンルの知識を身につけるために大切なことは何だろうか? 世の中のあまたの天才・秀才を差し置いて、私ごときが偉そうに何かの「勉強法」を語る資格はないような気が明らかにするが、我慢してお付き合いいただきたいと思う。 実の ...
2005年04月
”恐竜”の落日はやってくるか?巨大企業の進化論
巨大企業は、ひとつの国家である。 国家のように、所属する人民(社員)の人生を守り、反面、管理する。そこに所属しているものは、経済的な部分だけではなく、個人の健康(社内の健康管理システム)や居住地(転勤)といった私的なものまでを全て企業に委ね、それと ...
科学の知識の断片をどう扱うか
やわらかな遺伝子 「科学」という存在が、人間の知的好奇心を満たす存在であることは間違いがない。 「博物館」に行ったことがあることがある人ならお分かりであろうが、ああした場所は、子供だけでなく大人も楽しめるように出来ている。 「恐竜が絶滅したのは何 ...
「異文化ストレス」とは何か?〜変容する人生〜
医療人類学―世界の健康問題を解き明かす 変化は本来、集団に損害を与えないし、ストレスは必ずしも人を苦しめない (医療人類学より引用) 人間は、異文化に接することにより、大きなストレスを受ける。 これは個人レベ ...
変化する女性こそが美しい
ロミー・シュナイダー事件 「しかし、自分自身や身近な人間に対する認識に至る道は、気が遠くなるほど遠いのです」(ロミー・シュナイダー事件より引用) ロミー・シュナイダーは、極めてヨーロッパ的な、年を重ねるごとに美しさが増すタイプの女優である。 ち ...
直観力は教えられるか?
意識には、理性や精神の働きを通して、そして理論や論理、あるいは仮説を用いて獲得した意識がある。 しかし、よく知られているように、「直観」は、直接ディテールをつかみ、「直観」にふさわしい形で音楽を感じ、また理解することを可能にしてくれる。 優れた水準 ...
過去に考えた未来が現在になる時
Small World 邦訳:小さな世界 デヴィッド・ロッジ 白水社(現在絶版) 世界は今やグローバルキャンパスさ (デヴィッド・ロッジ“小さな世界”より 引用) 興味が個別化している現代では「有名人」も個別化している。 正確にいうと、「有 ...
現実との三分間 〜5万年前に人類に何が起きたか?〜
「型にはまった音楽」であったタンゴを、自由な世界に解き放ったアストル・ピアソラ。 アストル・ピアソラの名曲の数々を、現代最高のチェリスト、ヨーヨー・マが演奏したアルバム、 ヨーヨー・マ/ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ ヨーヨー・マが、ブエノ ...
人生の華がいつであるかは、個別的な問題である
年代別エピソードで描く 天才たちの私生活 アスリートの人生のピークは、年齢がごく若いうちにやってくる。 勿論、競技にもよるだろう。 野球選手などであれば、30代位でも活躍しているが、体操選手やスケート選手などであると、10代から20代前半までに競技人生の ...
未熟なオトナと不遜なコドモ
未熟なオトナと不遜なコドモ―「きょうだい主義社会」への処方箋 われわれの社会は、物欲まみれの資本主義だけではなく、長老や祖先から伝えられたあらゆる思想、宗教、文学に不審を抱く愚かさによっても損なわれてきた。多くのきょうだい主義者たちは、誰からも ...