小枝の超!極私的読書術

あなたも絶対本が読みたくなるブログです!皆が読んでいる本も、小枝的独自の切り口でご紹介!誰も読んでいない本は、紹介するだけでも意味があるのでご紹介!自分を変えるのに役立つ本を中心にご紹介

2005年05月

白の闇 ジョゼ・サラマーゴ著   人は過去に認知されたことのない現実とどう向き合うか?  人はありえない事態に遭遇したときに、それに対してどのように対処するのであろうか?  ポルトガルの作家、ジョゼ・サラマーゴの作品「白の闇」は、「現代の奇病」とでも ...

質問は、単に情報を引き出すためだけに役立つのではない。質問がその形式においてさまざまに違い、そのため、ある質問によれば多くの情報が得られ、あるいは少ない情報しか得られないという単にそういったことではない。       (“エスノメソドロジー―社会学的思考 ...

恥辱          ある再生の物語 教師をやめないのは生計のためだが、もうひとついえば、教職は謙虚というものを教えて、おのれがこの世の何者であるかを痛感させてくれるからである。(J・M・クッツェー著“恥辱” より 引用)  南アフリカのケープタウ ...

    「まるでブログ」のような本    今日、ご紹介する本は、いつもの私のブログ記事のセレクションと多少趣味が異なるかもしれません。  何故なら、他の人に、「お勧め」と紹介してもらった本だからです。 最新人気blogランキング! ...

子どものための美しい国  「王さまって、なんのためにいるんでしょう?」 とマットは無邪気にきいた。  「もちろん、王冠をかぶるためだけではありません。自分の国の国民に幸せをもたらすためです。ですが、どうしたらかれらに本当の幸せをもたらすことができるでし ...

今日、久しぶりに、心を打つ言葉を聞いた。  しかも、ある小学生の女の子からだ。 「あのね。塾の先生と学校の先生の違いはね…。」 彼女は、きっぱりと言った。  「塾の先生は、勉強を教えてくれるけど、学校の先生は心も教えてくれるんだよ。」   「そうなの ...

待ち暮らし          ある家族の物語   姉貴は二十年以上も孔の家の人らと一緒に暮らして、口をきかねえ馬か牛みたいに尽くしてきました。(待ち暮らし より引用)  「愛情」と「家族」というのは、多くの人にとっては、殆ど同義語に近い。  しか ...

ゲノムが語る23の物語 脳細胞に新しい結合を生み出すプロセスを学習と呼ぶなら、古い結合を失うプロセスもまた学習といえる。  (“ゲノムが語る23の物語”より引用)  唐突ですが、あなたは「忘れ上手」だろうか?  人間の精神のバランスの要になる究極の「能 ...

ベル・カント  ここにいる男たちは例外なく、自由時間という概念にまったくなじんでいない連中だった。  裕福な連中は夜遅くまでオフィスで仕事をしていた。(中略)  若く貧しい連中もそれに劣らず必死で仕事をしていた。ただし、異なる種類の仕事だった。割るべき ...

やりなおすチャンスがあるなら、朝のコーヒーは外で飲むことにしよう。昼になったら帰ってきて、木陰に広げた敷物の上で妻とランチをとろう。 (アン・パチェット著“ベル・カント”より引用)    休日は、時間に追われるのがあまり好きではありません。  せっか ...

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