失敗から学べ!「社長失格」の復活学
 またしても、「社長失格」シリーズの本のご紹介。この三冊は、併せて読んだ方が良いと思いましたので。
 恐ろしいまでの鋭い自己洞察力は、過剰な自己愛と表裏一体である。
 著者自身が、自ら「自己愛が強いところが長所であり欠点である」と自己分析しているところに脱帽した。
 また、著者は、「自分を見つめる能力が高い人は、往々にして他人を観察することにあまり興味がなく、コミュニュケーションに支障を来たすことがある」という短所があるという点に、自分自身でちゃんと気付いている。
 そういう種類の「気付き」は、中々出来ないことだ。
 全てを失うということが、ある意味、「内省力」とでも言うべき、人間のこうした精神的な力を引き出すという事実に、私はひたすら驚いている。
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 長所と欠点は表裏一体である。
著者は、倒産という失敗をきっかけにして、自己を深く見つめる能力のうち、長所である自己洞察力を伸ばし、欠点の側である過剰で肥大した自己愛を抑制することを学んだ。そんな著者が現在、社会的な現在「復活」をとげているのは、決して不思議でも何でもない。

 それにしても、この手の若手起業家の、「女の子と遊ぶ」パワーには、すごいものがある。お決まりのパターンとして、成功してお金持ちになった人々というのは、女性はエルメスのバーキンバックやブランド物のお洋服に、男性はモデルや女優などの美女とスポーツカーに走る。

とにかく、実のところ、若い男の子の、「美人の彼女が欲しいから成功したい!成功したんだったら美女を沢山手に入れたい!」という、純粋な欲求のおかげで、歴史は変わるのかもしれないとすら思う。

 ここまで来ると人知を超えた神秘すら感じてしまう。
 こうなると全く、リチャード・ドーキンスの
利己的な遺伝子で説明されているような、動物行動学的モデルでしかこの行動を説明出来ないんじゃないかとすら思う今日この頃だ。

 それにしても、この著者の姿が、現在この世の春を謳歌しているIT企業の若社長の姿とだぶってしまうのは私だけであろうか?好きな女性のパターン、車の趣味、住まいの選び方、人を人とも思わない発言・・・・。何もかもコピーのようにそっくりだ。
 この著者だって、きっと失敗するまでは、不遜なまでの自信家だったに違いないからだ。
 まあその、何と言うか、諸常無行の響きあり・・・・。
 
 
 これと正反対の、成功しているにも関わらずオンリーワンな女性観をもっている男性たちが多く登場するのが、先に紹介した
となりの億万長者―成功を生む7つの法則なので、是非併せて読んでいただきたい。
 となりの億万長者に出てくる経営者達は、何故か判で押したように家庭的で、妻を人生の最良のパートナーとして捉えている。その対比が、この著者のシリーズの本と比べて読むと、ものすごく面白いこと請け合いである。

 そうした違いも、動物行動学的には、単なる「求愛行動の作戦の違い」つまり利己的な遺伝子のせいということになってしまうだろうから、究極的には良し悪しは一概に言えないということになるのだろうが・・・・。
 そういえば、こう書いているうちに、有名な竹内久美子女史の名著(もちろんこれもお勧め)の数々以外にも、面白い動物行動学の本がたくさんあることを思い出したので、そのうちご紹介します!心理学的視点にたったビジネス本以外に、動物行動学的アプローチから人間の行動を分析するための知識を得たい!と思われるかたはここをクリックしてランキングへの投票をお願いいたします!


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