「準備された死」と「突然の死」のどちらが、まだ受け入れやすいのかということを考えることがあります。 このことについては、折にふれ考え続けてきましたが、勿論のこと結論など出るわけはありません。 「準備された死」を待つ期間には、困惑、怒り、抑うつなど ...
カテゴリ: ノンフィクション・伝記
境界巡視体験記〜ニューイングランドへ、ようこそ〜
ニューイングランドへ、ようこそ―新・森の生活 この物思いに耽りながらのぶらぶら歩きが、何かの役に立っているとすれば、この土地と私の関係の一種の内的確認作業のようなものだろう。(ニューイングランドへようこそ“「境界巡視体験記」より引用) 他人の ...
”恐竜”の落日はやってくるか?巨大企業の進化論
巨大企業は、ひとつの国家である。 国家のように、所属する人民(社員)の人生を守り、反面、管理する。そこに所属しているものは、経済的な部分だけではなく、個人の健康(社内の健康管理システム)や居住地(転勤)といった私的なものまでを全て企業に委ね、それと ...
人生の華がいつであるかは、個別的な問題である
年代別エピソードで描く 天才たちの私生活 アスリートの人生のピークは、年齢がごく若いうちにやってくる。 勿論、競技にもよるだろう。 野球選手などであれば、30代位でも活躍しているが、体操選手やスケート選手などであると、10代から20代前半までに競技人生の ...
未熟なオトナと不遜なコドモ
未熟なオトナと不遜なコドモ―「きょうだい主義社会」への処方箋 われわれの社会は、物欲まみれの資本主義だけではなく、長老や祖先から伝えられたあらゆる思想、宗教、文学に不審を抱く愚かさによっても損なわれてきた。多くのきょうだい主義者たちは、誰からも ...
アルジャーノン、チャーリイ、そして私
アルジャーノン、チャーリイ、そして私 「アルジャーノンに花束を」が実話になる日は来るのか? アルジャーノンに花束をの著者、ダニエル・キイスは本書の終わりの部分で、「ついに私の物語が真実になる日」として、脳の記憶のレセプターを遺伝子操作で増強で ...
スミレの花咲く頃に思い出す愛
私は以前から、家でしばしば、アロマランプを使用している。 防火の面が心配なので、ろうそくを用いるものではなく、電気で温めるタイプのものだ。 もはや、あまりにも生活に溶け込んでいるので、あまり「アロマテラピーに凝っている」というような感覚はなか ...
「赤い鳥」と「小学六年生」
小学生向けの「学年誌」にお世話になった大人の方は多いと思う。 ところが、この記事によると、「学年誌」が存続の危機にみまわれているというのだ。 理由は、現代の早熟な子供たちの興味と「子供向け」の内容がかみあっていないためだという。 そのために、 ...
メークアップ・マイ・マインド
ニューヨーク・タイムズなどで活躍するアメリカのエッセイスト、 クリストファー・ド・ヴィンクのエッセイ集そしてイルカは跳ぶ―人生の詩と真実の中に、「アメリカ社会の仮面」と題する一文があった ********************* 著者が若い頃 ...
読書の歴史
新しい媒体が出来るたびに人間が考えてきたこと ひとつひとつは正確な知識であるものの組み合わせで、誤ったものをつくることが出来る。 機械を一旦分解して、パーツをでたらめに貼りあわせたものは、もはや機能することはない。単なるジャンクだ。 し ...